デイに出社すると、北関東の信用金庫から電話があったという。
多分、ミラサポ専門家派遣の依頼だな。
折り返しかけてみた。
「こちらからかけなおしていいですか」
という。
私に電話代を負担させたくないという考え。
すごい思いやりに感心した。
せっかくの気遣いに感謝し、かけなおしていただいた。
今度は
「今、お時間いいですか」
という。
重ね重ねの気配りに感動。

話の中身がまたいい。
先生の御著書を読んだ当庫のお客様がぜひ高齢者向きアパートをやりたいと言ってます。
つきましては、先生のご指導を受けたいと言っています。
派遣先（当庫のお客様）は専門家を選ぶことができないので私の方で調べてみました。
その結果、先生が最も適任だと考えました。
遠方ですが、ご指導いただけますか。

決まりをきちんと守ったうえでの思いやりある対応。
こういう担当者と出会えたら、成功したも同然。
ありとあらゆる問題をしっかり一緒に考えてくれるに違いない。
融資も間違いないだろう。

高齢者向きアパートは「事業」だ。
物件を買ったら終わり。
そういうものではない。
いろんな人に動いていただいて
それぞれが恩恵があるようにしていくことが重要だ。
それには相手の思いをしっかり受け止めることが大切。

中には、　「仕事」　だから動いてあたり前。
私が呼んだから、仕事ができて良かったでしょ。
タダなんだから、使いたおしてやれ。
そういう感じの人もいる。

そういう人は　「それ以上」　のものは来ない。
ありがたさを感じられる人
そして感謝できる人
そういう人にはそれ以上のものが来る。

今回の依頼者は、幸先のいいスタートが切れた。
依頼者がそれを理解できるか否か。
理解できなければうまくいくのは難しいだろう。
まあ、そういう人であればやらないほうがいいからそれでいいかもしれない。

ミラサポ専門家派遣。
年々、専門家に対する締め付けが厳しくなる。
宿泊したら領収書を送れとか
支援開始時、終了時に写真を送れとか
特急を利用したら特急券現物を送れとかいう。
専門家はまるで容疑者扱いだ。
以前は、専門家としてプライドを持って当たっていたが
今は、監視と取り調べを受けている感じ。

まあ、夢見る人を応援するのは楽しいし
素敵な人に出会えるチャンスもある。
だからやってるんだけど
今回の依頼は、そういう意味でいい依頼だなと思う。

ミラサポ専門家派遣。
年々、専門家には不愉快な制度になっていくけど
素敵な出会いがあるので
辞められないなあ(笑)