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DIYと賃貸経営を楽しんでいます
悲しい老人ホーム
骨折して入院。
食事をとらなくなったばあちゃん。
これで最後と思ったけど
孫の顔を見て元気になってしまった。

それまで住んでいたグループホームは満員で戻れない。
ばあちゃんの次の住み家を検討しなければならない。
で、医療との連携がしっかりしているという老人ホームを見に行った。
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入り口には「老人ホーム」の表記はなく
「ここは〇〇クリニックではありません」
とだけ書いてある。
そこは
「○○老人ホーム」と表示して
その下に書くべきだろ?
勘違いしてるよね。

で、
玄関を入ると
「手洗いをして入室してください」
と書いてある。
手を洗おうとしたら
「検温してください」
と声を掛けられた。
手洗いを中止、検温したら
「あ、見学の方ですね。こちらへどうぞ」
と、手洗いも消毒もなしで案内。

スリッパは?
見ると、下駄箱に
「スリッパはご自由にお使いください」
との貼り紙。
そこには
履きたくならない汚いスリッパが数足。
マヂかよ?

で、応接室に入ると
費用は介護度3だとこれくらいですね。
ん?
まずお金?
まあ、いい。
おたくのウリは?
住まいと、介護と、医療は明確に分けています。
入り口は全部別にしてあります。
は?
それがウリ?
あ、料理は施設内で作っていますので、暖かいものを召し上がれます。
ごはんおかわりも自由です。
う~ん。

まあ、いい。
で、
うちのばあちゃん、通いなれたデイに行くのが生きがいなんですけど
といったら、
それはダメです。併設のデイの利用になります。
という。
何でですか?
と聞くと
自分たちにとって、運営上の都合が悪いからです。
はあ、そうですか。
住まいと、介護と、医療は明確に分けているんじゃないの?

妹と相談して
こんなとこに預けるくらいなら
自分たちで看取ろう。
そういう判断になった。

私たちに明確な判断基準を示してくれた 「施設長」。
ありがたいねえ。

しかし、
先に申し込みのあった人が断ったので
私たちにチャンスが来た。
だけど断った。
2組連続で断られた理由。
この施設長は何も考えないだろうねえ。

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同じ失敗
11月5日、ばあちゃん骨折。
入所先のバリアフリーのグループホームでの出来事。
バリアフリーは安全というわけではない
そういう私の持論を
身を挺して証明してくれた。
息子思いのいいばあちゃんだ(笑)

で、即入院。
そして入院先で肝臓がんが発覚。
食事をとらなくなった。
点滴が刺さりにくくなった。
やっと刺しても、自分で抜くらしい。
いよいよ最後。
今度こそ最後。
そう思って子供たちに連絡。

まず、次女が動いた。
次女の顔を見るなりばあちゃんは笑顔になったという。
で、
巻きずしを食べさせたらしい。
その後私は東京出張。
昨日帰ったら
すっかり元気になっているという。
コロナ予防の観点から、
出張後10日間は見舞いを自粛している。
妹や娘たちからの話を聞くだけ。

で、1か月後に退院予定。
退院後の住み家を探しに老人ホームを見に行った。
結論から行くと
退院後は自宅で看よう。
そういう事になった。

しかし
多世代接触は生きるパワーになる。
私の持論をまたばあちゃんは証明して見せた。
いいばあちゃんだねえ。

だけど
同じ失敗を繰り返す
愚かな男。
失敗から学ばないねえ・・・