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DIYと賃貸経営を楽しんでいます
子供を守るということ
12年くらい前、自治会長をやってた頃の話。
「子供が危ないので、フェンスを作ってください」
30才くらいのお母さんから
そういう意見があった。

場所は公園前の歩道。
公園は時速40キロ制限の片側一車線道路に面している。
公園出口前は幅3mくらいの歩道。
歩道の車道側に1mくらいのツツジの植え込みがあり、車道になる。
30m離れたところに横断歩道がある。
女性によると
「子供たちが植え込みをかき分けて車道に出るので危険」
だという。
植え込みがあるから普通は車道に出ないでしょう
というと
「植え込みだと子供がかきわけて通るので危険」
だという。

子供には、横断歩道を渡るように教えたらいかがですか
というと
「子供を危険から守るのが親の仕事だ」
という。

子供がかわいかったら、危険を避けるように教えたほうが良くないですか
たとえば、道路を渡るときは横断歩道を渡るように教えてはいかがですか
というと
「危ないとわかっているところを放置するわけにはいかない」
という。
その理論で行くと、全ての道にフェンスが必要です。事実上は無理でしょ?
子供に危険を教えたほうが良くないですか?
といっても納得してくれなかった。
結局、多数決でその案は否定された。

道路を渡るときはきちんと左右を確認して渡りなさい。
そういうふうに子供には言い聞かせたほうが実務的だ。
ハードで物理的に守ることは否定しない。
その上で
子供には、「危険予知」を教える。
もし、ちゃんと子供にそう教えて
子供がそれを守ってたら
事故は減るはずだ。

横断歩道は歩行者優先だ
そう教えるより
横断歩道でも変な車が来るかもしれないから左右を確認しなさい。
そう教えたほうがいいのではないか。
権利を教えるだけでは子供は守れない。
そう思うのは私だけだろうか。
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