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DIYと賃貸経営を楽しんでいます
カメを助けた話
交差点の左端で止まっている車がいた。
よく見ると、縁石をまたいで止まっている。
歩道と車道を仕切る縁石で、縁石の左右の歩道と車道は同じ高さ。
仕切りの縁石をまたいでしまい、車の底が当たって動けなくなっていた。
いわゆるカメ状態だ。

車の下の状況を確認。
車体の底部の一部が縁石の上部に接触している。
縁石は前にも後ろにも5mくらいの長さがある。
このままだとバックすることも前に行くことも危険だ。

ここでDIY魂炸裂。
機能から考える。
縁石に沿って動くと損傷が大きくなる
戻るにしても傷が増える。
あるいはレッカーが必要になるかもしれない。

じゃあ、縁石を乗り越えたらどうか?
そうすれば、カメになる心配はない。

じゃあ、どうするか?
車輪をあげればいい。

じゃあどうするか?
タイヤの下に何かをかませればいい。

うまい具合に木切れがあった。
その木切れを前輪の直前に置き
まずは木切れに載り、車体底部の接触を解放。
木切れから縁石に乗り移る。
そのあとはゆるかに縁石から降りる。
木切れに載る1~2センチは底部が縁石にこするかもしれないけど
今当たっている部分は一箇所だけ。

木切れを置いて
ハンドルを目いっぱい縁石方向に切る。
タイヤと縁石の摩擦も期待できるので容易に木切れに載れるはず。
車体はほぼ縁石に擦らないはず。

緩やかにアクセルを踏む。
カツ
ほんの一瞬だけ音がした。

車を降りて状況を確認。
前輪は見事に縁石の上。
そのまま縁石を降りても他の部分が当たらないことを確認。
縁石に対して緩やかな角度にハンドルを切って
緩やかに前に進む。
大きな衝撃もなく縁石を降りた。

う~ん。
大したもんだよカエルのしょんべん(寅さん風に)

木切れでカメの救出成功。
ボデイの下まわりを目視で点検。
軽い傷だけで済んでいた。

で、助けたカメは喜んで
竜宮城に連れていってくれた。
私はそこでマドンナと幸せに暮らしましたとさ。

とはならなかったけど
救出成功。
名前も言わずに去る男。
吾ながらカッコよかった~
DIYで鍛えた
「機能から考えること」
大切だ。
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