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DIYと賃貸経営を楽しんでいます
最初の挫折
今日はセンター試験らしい。

思い起こせば最初の挫折だった。
私の時から「共通一次試験」という形でセンター試験が始まった。
それまでは、一期校、二期校という形で、2回試験を受けることができた。
九州大学と、九州工業大学を受けようと思ってた。
が、
私の時から、どちらか一方しか受けられなくなった。
予備校に行く経済的余裕のなかった私。
頑張ったが九大の合否は半々。

当時私は国鉄(日本国有鉄道。今でいうJR)に行きたかった。
周りの人は、「九工大では国鉄は無理」という。
九大は合否が微妙。
国鉄に入るには高卒の方が良いという。

当時、国鉄には「鉄道大学」というものがあり
入社後1年半働けば受験資格ができ
合格すれば、給料をもらいながら勉強ができ
卒業すれば大卒と同じ扱いになるというものだ。
昔は似たようなたくさん制度があり
防衛大のほか、郵政(ゆうちょ)、電電(NTT)、警察、税務などがあった。
貧乏人の子でも、努力すれば認められる制度があった。

私が選んだのは「国鉄への就職」
九大を夢見てひたすら勉強ばかりしてた私には大きな挫折だった。
「実力を証明するため、共通一次試験だけでも受けたい」
学校の先生に懇願したが
「お前が受かって、就職を辞退されると困る」
そういって願書すら受けてくれなかった。

就職して、駅のトイレを掃除してた正月。
駅は太宰府天満宮の参拝駅。
晴れ着を着た女性がきた。
「トイレ使っていいですか?」
それは大学生になった中学の同級生だった。
驚いた彼女の言葉
「なんでトイレ掃除しよん?九大やなかったんね!」
18の私には残酷な言葉だった。

その後、鉄道大学に入学。
最初の挫折は何とか挽回した。
今思えば最初の挫折は共通一次だったなあ。

その後も、何度か挫折はあったが
何とか乗り越えて今がある。
よくがんばったなあ。
ふとそう思った。

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