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DIYと賃貸経営を楽しんでいます
築古物件の見方 雨漏り
今回は雨漏りの見方。

雨漏りは木材を腐らせる。
あるいは湿気により
シロアリの好む環境を作り出したり
カビを発生させたり
壁の中の断熱材落下などを誘発する。
建物にとって大きな問題だ。

雨漏りを確認するには
外観と、室内のチェックで行う。

1809261.jpg
これはコロニアル葺き屋根の事例。
塗装が劣化すると雨漏りにつながる。
写真は塗装がかなり劣化している。
実際にすでに雨漏りが発生していた。

瓦屋根の場合は
瓦がきちんと並んでいるか、ずれてないかを見る。
屋根全体が凸凹している場合は
雨漏りの可能性が高いし
建物が一部沈下している可能性もある。

次に室内の確認。
天井や壁に雨漏りの跡がないか
部分的なふくらみがないかを見る。
1909262.jpg
石膏ボードは濡れると膨らむことが多いので
部分的なふくらみは雨漏りの可能性がある。

屋根裏も覗いてみよう。
点検口があればそこから覗いてみる。
押し入れの天井は、押せば外れる部分があるので、そこから覗く。
押し入れの棚板は薄いことが多いので乗った時に踏み抜かないように注意する。
天井裏に上がれば確実だが
ライトで照らして写真を撮ることである程度はわかる。
1909263.jpg

ただし、雨漏りの跡があっても
補修済みであれば大きな問題ではない。

また
「台風の時だけ雨漏りする」
ということもある。
これは壁からの漏水だったりする。

雨漏りは建物に大きな悪影響がある。
見るだけでわかるので、しっかり見てみよう。

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