fc2ブログ
DIYと賃貸経営を楽しんでいます
介護は考え方次第な部分も
私は「おでかけたい」という、高齢者の外出支援を行っています。
デイの利用者さん向けサービスとして
介護タクシーを使って日帰り旅行を支援しています。

とあるじいちゃん。
「死ぬ前にお城に行きたい」
といい始めました。
おでかけたいでさっそく企画をしました。
そして、そのおでかけの3日前、
じいちゃんは亡くなりました。

もっと早く企画すればよかった。
私はそう考えました。
しかし、
葬式の時、娘さんはこう言いました。
「あなたたちのおかげで、父は亡くなる直前まで希望を持って生きることができました。」

ああしてあげればよかった。
亡くなってから自分を責めてはいけません。
こう考えましょう。
実現しなかったけど、楽しみは持ってもらえたと。

介護はある意味、掃除と同じです。
放っておくこともできるし
綺麗にすればきりがありません。
できる範囲で心を込めれば十分です。

亡くなった人のことを考えるとき
ああしてあげればよかった
というより
ああしてあげられてよかった。
そう考えましょう。
頑張ったなら
それで十分です。
前向きに考えて、自分を褒めましょう。
スポンサーサイト



専門家派遣
中小企業庁がやっている専門家派遣。
具体的には
「ミラサポ専門家派遣」
という形になっており
「新しく事業を始めたいけど、何から手をつけていいかわからない」などといったときに、ひとりで悩まず、専門家に相談してみましょう。」などと、HPに書かれている。
専門家派遣

専門家派遣は
中小企業が、新しい事業を始めたりするときに「専門家」がお手伝いする制度。
私は「高齢者向きアパート」「小規模介護事業」の専門家として登録していただいている。

高齢者向きアパートの専門家は、たぶん私だけなので、遠方へ出向くことも多い。
先日は関東に行ってきた。
移動の時間は無給なので、遠くへ行けば私の時間単価は激減する。
事前準備や、事後報告も結構大変だ。
時給換算すると「最低賃金」を割り込む感じだ。
金儲けで考えると、コンビニで働いた方がいいというのが実情。

ではなぜ、それをするのか。
一つには高齢者向きアパートの普及。
高齢者向きアパートが増えると
高齢者が、安心して、元気に、楽しく、長生きできると信じている。
また、ご家族も幸せを感じていただける。
また、築古のアパートの活用や再生ができる。
小規模介護事業者にとってもメリットが大きい。
多くの人が幸せになれる。
福祉や医療のコストも下がってゆくはずだ。
自分の子供たちへの贈り物になると信じている。

二番目は依頼者の喜び。
サポートすることで問題が解決し、事業が成功する。
その時の依頼者の喜ぶ姿を見るのが好きだ。
喜ぶ人の姿は、理屈抜きに嬉しい。
「おかげさまでここまで来ました」
とか言われると目頭が熱くなる。
「自称コンサルは大したのがいない、あなたは別格」
などと言われると大変嬉しい。

三番目は、最近気づいた。
「自分自身の成長」
依頼者は、私のサポートする部分は当然にノウハウや知識が少ない。
しかし、それ以外の部分で素晴らしいものがあったりする。
すごい経営ノウハウがあったり、
人格者であったり、
専門の知識経験を持ってたりする。
そこに、自分が学ぶことも多い。
そういう人とお話ができるのが特権のような気がする。

専門家派遣は年々提出書類が増えたり、手続きが複雑になったりして
正直「やっとれんなあ」と思う時もある。

でも、世の中の役に立つと思ってやってきた。
これからは
「自分の人生の勉強になる」
というふうにも考えてやっていこうかなと思う。

「ミラサポ専門家派遣」
高齢者向きアパート
物件調査に同行
「買いたい物件があるので、一緒に見てくれないか」
という依頼があった。

1件目は住宅街。交通アクセスも良いが、
接道がなく再築不可物件。
築50年越えの木造戸建て。
雨漏りがあちこちに見られ、シロアリ被害も随所に。
雨漏りを止め
シロアリにやられた部分を取り換えれば再生は可能。
平屋なので、DIYでの再生も不可能ではない。
但し、業者さんにお願いするとかなりの金額となりそう。
仲介業者さんの話だと、新築を建てるより高くなるそうだ。
もし、将来、
隣地が買えて接道が確保できれば、建て替えも可能になるかも。
隣地の所有者は割と高齢なので、そんなに遠い夢ではないかも。
資金に余裕があって、宝くじ感覚で買うのならありかも。

2件目。
土地値で、上屋付きという感じの値付け。
地下鉄駅から徒歩10分。
海も近い。
南側はお寺で、大きな桜の木がある。
花が咲くと見事だろう。
お寺なので将来的に建物が建つ可能性は高くなく
将来に向かって日照、借景は確保できそう。
建物はきれいだが、増築のため間取りは不便。
シェアハウスにして活用したいという。
シェアハウスにするには建築や消防との調整が必要となるが
面白いかもしれない。
本人もシェアハウスには興味があるというので
シェアハウスを経営している知人を紹介し、
具体的に進める方法を提案した。

3件目は3000万円のアパート。
満室表面利回り7%。
現況年間収入は210万。
常時満室は難しいので稼働率90%で考えると
年間収入は189万となる。
また、オペレーションコストを家賃の1割とみると
189万ー18.9万≒170万。
購入経費を10%とすれば購入金額は3300万。
金利がゼロで3300万を借りて20年で返すとすれば
年間支払い165万円。
年間170万の収入に対して支払が165万。
築10年を超えると、
設備の故障も出るし
そろそろ大規模修繕も必要。
他に資産がない人には厳しい数字だ。
本人は買い付けを入れたいと言ってたが
この利回りでは厳しいことを説明し、却下。

不動産投資、いろいろなスタイルがある。
自己資産、不動産にかけることができる時間など
自分にあったスタイルを検討することが大切だ。
ひょうきんな霊
古い家には、何かいる時があります。
たぶん霊の類なのでしょう。
このため、部屋に入った瞬間
気分が悪くなる物件があります。
こんなふうに写真に写るときがあります。
keturo.jpg
この白いもやもや、
別の写真では違う場所に写っています。
動いているようです。

でも、リフォームする過程で居なくなったりもします。
そう言えば、孤独死部屋をリフォームした時、からかわれました。
除霊が済んでて、もう大丈夫と言うお墨付きでした。
4人でやってたのですが、特に問題はありませんでした
と、言いたかったけど
3人が所用で外出して、
私が一人になった瞬間、
奴が来ました。
腹をぐっと押さえるのがわかります。

むかついたんで
タバコの煙を吹きかけてやりました。
そうすると逃げたので
私も
逃げた(笑)

中にはひょうきんな奴もいるようです
160225_2018011716145809a.jpg
わかりますか?
白のハートでモザイクした右!
白いセーターの男
じゃなく、
その男の左側。
ピースサインに見えるけど
そこには誰の手もありませんから。
ひょうきんな霊なんでしょうね。
電子錠交換
電子錠が古くなったので交換した。
古いのを撤去するとこんな感じ。
1810162.jpg
穴の位置が微妙だけど
何とかするしかない
1801162.jpg
新しい電子錠の取り付け金具と
外部の操作盤を取り付ける
室内側の取り付け金具はこんな感じ
1801163.jpg
高さが合わないので、ゴムパッキンで調整。
これに本体をねじ止め
1801165.jpg
4本のビスで止める。
これで完了。
表はこんな感じで
1801161.jpg
下が微妙。
今日は時間がなかったのでここまで。
室内側も、外部も、カッティングシートを張ってきれいに仕上げる予定(笑)
できないという業者さん
先日の友達の物件で行った
「カーペットの上にCFを張る」

180111.jpg
友達が、時間が取れないのでCF張りを業者さんにお願いしようとしたら
「カーペットの上に板を敷いているので、CFは張れないかも」
とのこと。

たぶん、CFを接着剤で張ろうとしていて、
接着剤が固まっと時のやわらかい合板との取り合いを考えると
品質を保証できないということだろう。
接着剤が割れるとそれにつられてCFが破れたりすると考えているかもしれない。
コンクリートにクラックが入るとタイルにもクラックが入るのと同じ理屈かもしれない。

職人さんならではの発想。
きちんとしたものをしようと思えば、従来の手法を守ることが大切。
新しいことにチャレンジしにくい。
まじめな職人さんであればなおのことだろう。

一般的に職人さんは接着剤で張る。
私は両面テープで張る。
接着剤は
多少の不陸があってもCFの表に出にくい。
長持ちする。
テープは
下地に不陸があるとCFの表に凸凹が出る。
接着剤に比べると寿命が短い
とは言っても私の場合、15年たっても問題なしという実績がある。
テープは張り替えるときに剥がすのが容易。
賃貸には剥がしやすいテープが向いている。

機能から考えるDIYと
品質を確保したいという職人さんの
考え方の違い。
どちらも間違ってはいない。

ただ、CF自体が消耗品なので
張り替えやすいテープの方がいいと私は考えている。
賃貸向けであれば、入退去時に張り替えることも多いので
張り替えやすさ
という考え方も重要だ。
剥がれたクロスの補修
クロスが、剥がれています。
1801101.jpg
たぶん、糊付けが甘かった。
ジョイントコークもあまり効いていなかった。
こういう場合、剥がれた部分だけ補修してもうまくいかなかったりします。
そこで
1801102.jpg
剥がれた部分だけでなく、少し大きめに剥がします。
そして、ここがポイント!
ポイント1
糊を付けて、時間を置いて、クロスに馴染ませます。
クロスは水分で伸びるので、張ったときに近い状態になります。
ポイント2
ジョイントコークを継ぎ目付近に塗ります。
こうすることで剥がれにくくなります。
1801103.jpg

頃合いを見て最初にクロス張ったときのように
クロスを延ばして、継ぎ目をしっかり押さえます。
はみ出したジョイントコークは拭き取ります。

で、完成。
1801104.jpg
綺麗でしょ~
太鼓床を改善
この部屋、一見、きれい。
1801093.jpg

でも歩くとかなり音が響く。
たぶん・・・
CFと床板を撤去してみた。

やっぱり。
1801091.jpg
和室を洋室にするとき
畳を撤去し、高さを合わせて板を張り、フローリングやCFで仕上げることがある。
この時、単に空間を取るだけだと
太鼓と同じような感じで音が拡張することがある。
これを防ぐには防音・消音効果のあるものを間に入れるという解決策がある。
防音マットやグラスウールなどを入れるといいらしい。

安く仕上げるために私は石膏ボードを使う。
まずは、畳の下の板の上に合板を載せる。
畳の下は結構高低差がある。
そこで、レーザーを使ってどれくらい傾いているかを調べる。
1801012.jpg
レーザー光線から下の板までの間隔を測り、数値を床に書いていく。
1801096.jpg
わかりにくい写真で申し訳ないが
レーザー光線が尺金にあたると、そこが赤くなる。
こうすればレーザー光線の位置に対して、
どこがどれくらい下がっているかわかる。
低いところに薄いべニアなどを入れ
ある程度高さを調整して、合板を固定する。
その上に、石膏ボードを敷く。
1801094.jpg

今回は、12mm合板+9mmボード+9mmボード、9ミリ合板で仕上げることにした。
こうすることで、根太を張る必要がなく、空間もできない。
この時のポイントが「継ぎ目」

ボードを重ねるときに継ぎ目が同じ位置に来ないように工夫する。
具体的には1枚目が写真に対して左右方向になら、2枚目は手前奥方向
1枚目が右から張っていくなら、2枚目は左から張る。
などを考える。
こうすれば床が安定するし、音の「抜け」も減らせる。
ちなみに窓の下の黄色いテープは根太の位置を示している。
こうすることで根太の位置がわかる。
最後に根太まで届くネジで固定する。
1801095.jpg
今日は暗くなったのでここまで。
DIYは近隣への騒音等の配慮が大切。
遅い時間の作業はしないようにしている。

今日の時点で、床の音が全く変わってきた。
たぶん、断熱性もアップしているはず。
より高い効果を期待するなら
畳の下の板をめくってグラスウールを詰めるといいだろう。

この手法、プロはやらないと思う。
DIYならではの工夫だ。
私はこれでいいと思っているが、
真似をするときは自己責任でお願いします。
カーペットの上にCFを張る
昭和50年代のマンション。
コンクリートスラブ(床)の上に直接、カーペットが敷いてあったりする。
少ない工事費で防音と断熱を狙ったものだ。
180107.jpg
古くなると、へこみが出たり、汚れたりして見苦しい。

よく見られるのが、フローリングへの変更だ。
フローリングにするときはカーペットを剥いで施工するのが普通。
でも、DIYでお金をかけずに床をきれいにしたいときはCFが有効だ。
CFはクッションフロアという。
弾力性のあるビニールシートと思えばいい。

CFはフローリングより値段が安いが
足触りが良く
施工がしやすく
耐水性もあり
掃除もしやすい。
私がDIYで床を更新するときは定番だ。

カーペットをはがすのは大変で、ゴミもでる。
そこで今回はカーペットの上から張ってみた。
合板を敷き、その上にCFを張る。

合板の敷き方を考えてみた。
合板を2重にして、
継ぎ目の影響が出ないようにするのがいいが
床面が高くなると
ドアが開かなくなったり、
敷居の方が低くなったりする。

今回は継ぎ目の部分だけ下に薄い合板を敷いた。
これにより、継ぎ目の凸凹が少しでも表に出ないよう考えた。
1801072.jpg
継ぎ目はねじで止める。
下がコンクリートなので
振動ドリルで穴をあけ
コンクリート用のビスで止めた。
この上に両面テープでCFを張る。

継ぎ目部の不陸はほとんどなく
おおむね良好な結果となった。

この工法だと、
施工が簡単で
ゴミも出ない。
階下への音の影響も断熱性も改善されるはず。

やってみてわかったのは
①穴をあけるときにカーペットの糸を巻き込み部分的に高くなることがある
→巻き込んだ糸を撤去して高さを合わせる
②ネジの頭が出ることがある
→ネジを打つときは頭が隠れるような穴をあらかじめあける
→パテで平滑にする
→それらが難しいときは、穴をあけ直してネジを打ち直す

この手法、たぶん邪道。
職人さんはきっとやらない。
保証を考えると「できない」だろう。

でも、こういうことにチャレンジするのも
DIYの楽しみ。
10年後、15年後にどうなっているか?
たぶん、うまくいってると思う(笑)
恩返しの法則
S君は貧しい家庭に育ち高卒で就職した。
大学は経済的に厳しく、進学は諦めた。
就職して親元を離れて10年後、父親が亡くなった。
しかし、彼は頑張り、20年前に家を建て母を引き取った。
やがて母親も認知症となり、介護状態に。
10年近く介護している。
医者からは心臓手術しなければ半年の命と言われた
が、それから7か月
その予想を上回り元気だ。
介護は続き
早く死んでほしいと思うこともある。

A子さんはお金持ちの娘。
何不自由なく育った。
しかし、親は短い闘病生活でこの世を去った。
あっという間のことで
あまり親の面倒が見れなかったと悲しんでいる。

恩返しの法則
親に世話になった量を返せば介護が終わる。
S君の親は貧しかったが、内職までして必死に育てた。
確かに20年親を見てるが、
S君を育てた苦労はそれを上回っているかもしれない。

A子さんは短い間だったけど、
その献身的な介護に
親は思ったに違いない
この子を育ててよかったと。

そんな法則があると考えれば
S君は、もっと親を大事にしようと思い
A子さんは、短い介護ながらもしっかりできた。
そう思えるのではないか。

介護に苦しむとき
恩返しの法則がある
そう思えば
少しは楽になるのではないか。

介護は抱え込まず
できる範囲で精いっぱいやれば
それでいい。